もやしを値切る。の巻

結構好きです。


世の中で

比較的安価で、

常に価格が安定している食材である、

『もやし』

沖縄ではさらに

『値切り』

ます。



というのは

エイプリル・フール・イブ

ということで

許して頂いて、


本当は

もやしを

『値切る』

のではなくて、

『根切る』

という話だ。



この前の

『レキオ』

琉球新報を購読していると

週に一度付いてくるコミュニティ新聞)

に特集されていたので、

思い出した

(っていうかパクリじゃん。)

のだが、



そういえば

俺の住むここ沖縄では

『もやし』

の根っこを手作業で

プチプチ

と切り離す作業をたまに見かける。




最近は大型店舗が増えて、

見かけなくなったが、

市場や小さなお店

いわゆる

『マチャーグワァー』

に入ると、

店番のオバーが暇つぶし(?)

に、

『もやしの根切り』作業をしながら

テレビを観ていることが多い。



小さい頃は俺もこの作業を家庭でたまにさせられたが、

いくらやっても終わらないので、

かなりイヤだった記憶がある。

しかも、

数回しか手伝わなかった記憶がある。


お母さんごめんなさい。



そういえば、

テレビCMで

『根切りもやし』

なんて宣伝もしてる位、メジャーだぞ。



でも、

俺ははっきり言って、

『違いが分からない』

ごめんなさい。

(なんか今日は謝ってばかりだな。)



『根切りしたもやしは歯ごたえが良い』

なんて聞くが、

あんなに手間がかかるわりには、

さほど変わらないように思う。


あれは、

オバー達なりの

ティーアンダ』=『手の油』

なんだろうな。




今日のウチナーグチ

ティーアンダ』=『手の油』

今日の本文に出てきたこのウチナーグチですが、

『=』で訳を書いても意味がわかんないですよね。


これも、

方言の

良い意味での遠まわしな表現で、

『料理を作る時に、気持ちが入ってるよー』

『手からその気持ちが出てるよー(油みたいなのが。)』

というニュアンスの意味で、


あくまで

単純に

『手からでた油、アカ』

で美味しくなっているという意味ではありません。



今回のお題から、

僕が思ったのは、

オバー達が

『もやしの根っこを切る』

という作業は、

僕らに少しでも美味しく食べてもらいたい

という気持ちから来るひと手間も、

沖縄で言われる

ティーアンダ』

のひとつではないかな?

と思いました。



今日知ったけど、

もやしって、

『萌やし』

って書くんですね。




今日の一曲↓

『べーべー』
/首里フジコ
/『Lua E Sol』
に収録。

今日のテーマには沿っていませんが、
まぁ、
久しぶりに
『今日のウチナーグチ
が出たということで、

沖縄の昔から伝わる
民謡
を現代風にアレンジした
首里フジコ
『ベーベー』
をセレクト。