初めての友の死について。の巻

ミーツーしか思いつかんな。

夕方、中学時代の友人タカシからメールが入っているのに気が付いた。


タカシつながりで高校一年の頃からの友達

『ミーツー』

が今朝亡くなったとのこと。

28歳(早生まれなので同学年だけどまだ29じゃない。)

という若さなのに、奥さんもいるのに、3歳の娘さんがいるのに、

心筋梗塞で突然こんな事になってしまったらしい。


こういう知らせは

前触れ無く来るものなので、

突然の事に対して全く理解できない。


この件は書いていいのかどうか迷ったが、

数日考えたあげく、

やはり彼に対して何かをしたい、

何か彼に対して残したい。

という気持ちがあり、

自分の気持ちを整理するために

書き残す事にした。


高校一年の頃にはじめて会ったミーツーは

なんだか怖い人ってイメージだった。


全然しゃべらない人だった。

あの時はシャイだったのかな?

(後になるとかなりくだけて、オモロになります。)


パンクが好きで、バリバリパンクな格好をしていた印象が強い。

ラバーソウル俺も欲しかったなぁー。


奏(長男・1歳8ヶ月)が高校生になったら買いそうな気がする。

そん時は俺も履かせてもらおう。


高校卒業後、

ぱったりと会う機会が少なくなっていた。

が、俺の大好きなクラブ

『火の玉ホール』

で、ミーツーがスタッフとして働いてるじゃないのっ!!

しかも、当時は

あんなにしゃべらなかった彼が、

チャフレンドリーになってて驚いた。

っていうか、格好がファンキー。

モヒカンに、腕には

はだしのゲン

の刺青がっ!!

その、久しぶりに会った時はタトゥーも途中段階で、

会うたんびに腕に『はだしのゲン』の絵が増えていく。

それが出来上がっていくのを見るのが楽しみだった。

もうあれも見れなくなるんだな…。

本当に見事なタトゥーだった。


はだしのゲンについてメッチャ熱く語ってくれて、

作者の中沢 啓治さんに会いに行ったという事も聞いて、

本当にオモロだった。


僕の友達の中でもかなりファンキーなヤツで、

自慢の友達だった。


今日は仕事の後、

『南国の夜』

という彼になじみの深いクラブでみんなと待ち合わせをして

ミーツーの実家へ行き、

彼の顔を見た。


うーん…

見ても信じられない。

不思議なことに(?)

涙もほとんど出ない。


奥さんに何と声を掛けたらいいかわからない。

お母さんにも何と言えばいいか思いつかない。

俺自身、数年前に兄貴を亡くしているので、

気持ちは充分わかる。

けど結局、気の利いた言葉もかけられぬまま外に出た。


小雨の降る中、未だ理解できぬまま一人ぼんやり帰宅した。




今日の一曲↓

『Anarchy In The U.K.』
/Mötley Crüe
/『Decade Of Decadence』
に収録。


パンクのイメージが強いミーツーには

『セックスピストルズ

の曲をセレクト。

と思ったら音源持ってませんでした。

ので、モトリークルーがカバーした

ピストルズの曲

アナーキー・イン・ザUK』

をセレクト。

ま、音楽好きのミーツーだから

モトリーも好きだった事でしょう。