奏とボリューム上げ下げ冷戦。の巻

ンジョジョジョジョワーン!!

好評につき、冒頭から

『今日の奏』スペシャル。


父親の俺に似てか、

目に付くメカ類に異常なまでの興味を示す

ウチの長男、奏(かなで)(長男)。

家庭内のメカというメカを触ったり、投げたり。

例えば、

リモコン、携帯、プリンター、パソコン、ビデオ、コンポ等などである。

過去にリモコンは2個壊された。

「テレビ画面右上の『ビデオ2』が消せません。」

というヒロシのネタも笑えない。



まず、

携帯は『生きている』ものじゃないとダメ。

以前に機種変更した携帯を充電して渡しても、すぐにポイ。

奏用の

スーパーマリオの携帯』

(「ヤフー!!」と言う。)

にもさほど興味を示さない。

『親が使っている』

モノじゃないとだめなのだ。



プリンターは同じボタンを、

携帯の十字キーみたいに

グリグリと上下左右にこねくりまわす。

いつ使えなくなるか心配。

また、細かい話になるが、

プリンターで印刷するときに、

忙しそうに左右に動くヤツのケーブルがこれまた好き。

ちょうど奏の目線にあり、すぐにでも引きちぎれそうな位置にある。

友達から聞いた話だが、このケーブルを抜くと、

プリンターが気が狂ったように左右にウィンウィンと高速で動くらしい。

そんなポルターガイスト並みの現象を見る日も近いのだろうか。

そんな私は『ケーブル引き抜かれ予備軍』である。

なんだか一曲できそうな言葉の並びである。

せっかくだからワンモア。

『♪そんな私は『ケーブル引き抜かれ予備軍』♪』


さらにさらに、プリンターから原稿が出てくる所に

『大事なもの』をしまう習性がある。

たまにボールとかレゴが置かれてある。

レゴなんてこまごましたものを奥においたまんま

印刷した日にゃーあんた、大変ですよっ!



パソコンは、モニターの液晶画面を

よだれの付いた手で平気でグリグリ触るわ、押すわで、

いつ再起不能になるか心配。

また、作業中に電源ボタンを長押しして強制終了する。

「僕にもっとかまって!」

という意味だろうか。

それなら子供らしく態度で示して欲しい。

お願いします。



ビデオは早送り、巻き戻しの所が

『ジョグダイアル

になっているのだが、これも引っこ抜かれた。



コンポは、MDを出し入れするところを無理に空けてぶら下がろうとする。

いつか折れる事、必至。

また、スピーカーのフタを空けて、

スピーカーの命の

『コーン』(紙で出来たドーム型のあれ。)

をへこませた。

これは直せないっ!

音楽好きの親父にとっては心の痛手。


家に居ると、

突然音楽が大きくなった。

何事かと思い、パソコンにつなげたコンポのある部屋に行くと、

ボタン好きの奏がボリュームをドンドン上げている。

俺が消す頃にはメチャメチャ大音量。

奏は

「何事っ!!?」

とキョトン顔。

「お前がやったんじゃっ!」

とつっこみつつ、適正ボリュームに直す。

すると、奏がまたボリュームを上げる。

「コラコラッ」

と、音を小さくすると

また奏が大きくする。

テレビのチャンネル権争いは聞いたことあるが、

『ボリューム権争い』は初耳だぞっ!!

でも斬新だぞっ!


奏とそんな攻防をしている時、

ふと高校時代のことを思い出した。

同じバンド仲間『カーメー』のお母さんの車に乗ったときの話。

モトリークルー(ヘビメタ)のテープを入れた。

カーメーのお母さんが無言でボリュームをしぼる。

カーメー、無言でボリュームを上げる。

カーメーのお母さん、無言でボリュームをしぼる。

カーメー、無言でボリュームを上げる。

カーメーのお母さん、ボリュームをしぼる。

という動作を目的地に到着するまで繰り返していた。

『これぞ冷戦だ!』

と世界の縮図を見た気がした。


さすが血は争えない。

俺の息子、奏もロックの血が流れていると見える。

1歳という若さで、もう俺と

『ボリューム権争い』

ですか。

前途有望ですな!←(親バカ)



今日の一曲↓

『Live Wire (Kick Ass '91 Remix)』/Mötley Crüe/
『Decade Of Decadence '81-'91』に収録。

今日、話に出てきた『モトリークルー』からセレクト!!

このアルバムの一曲目です。

ディストーションが効いたギターのイントロを聴いただけで血が騒ぎます!

しかし、なんと言ってもこの曲のキモは、

終わる30秒位前のブレイクがキャッチーなところ。

これは是非一度、聴いてみてお確かめ下さい。

imix』で試聴できるようにしました。

試聴方法は過去ログ参照↓

http://d.hatena.ne.jp/toka3000/20050822

しかし、このアルバムはこの1曲目から3曲目までの曲順が素晴らしい!!

まるでこの3曲が1曲のようにつながっています。

ライブ中、ドラムの人が360度、縦回転しながら演奏し、客席の上を移動します。

人ごとながら、

『頭、大丈夫かっ?』

と思ってしまいます。

こちらはライブビデオを観てご確認ください。

残念ながらこの映像は

『TOKAYA』にはありません。

あしからず。