『iPod Hi-Fi』について。の巻

デザインは好き。

iPod Hi-Fi

(今日の画像のヤツ。)

が発売されて、

今日でちょうど一週間。


少しづつ購入者の意見もちらほら

情報収集できるようになったので、

自分の意見も交えて考察してみようと思う。


まず、

この商品がどんなものかというと、

ipodを差し込むと聴ける。』

というもの。


まぁ、なんとシンプルな説明でしょう。
(「大改造!!劇的ビフォーアフター」のサザエさんの声風。)


ipodがリモコンで操作できるのはいいかもだが、

結局は家にいれば、

PCがあるから、

そのPCでitunesを再生すれば良い。

最近のPCには、リモコンもちゃんと付属しているので、

itunesの音量も、曲飛ばしも、全て出来るようになっている。


わざわざこんなもの買わないで良い。


PCに古いコンポを繋げても、十分良い音で、

そして何と言っても、かんなり安上がりだ。


というのも、

この商品、お値段が

¥42,800

とのこと。

こーれは高いよ。


中古屋でアンプとスピーカーを買えば、

何千円位しかしないモノに、

こんな大金を出す必要は無いと思ってしまうからである。



たしかに、

単1電池6本でも駆動するというのは

ビーチパーティー好きのウチナーンチュ

(沖縄人)にとっては

かなりな魅力だが、

これも古いラジカセのAUXに接続すれば済むこと。


しかも、

この商品のHPのどこを探しても、

電池だとどのくらい再生可能かが表記されていない。

かなり怪しい。


重さも電池を含むと7.6キロとかなりの重さ。

この重量だと、消費電力も大きそうだ。


せっかく重い思いをしてビーチに持ってきても、

1時間しか持たないんじゃー、

逆にかっこ悪い。

誰か、電池での再生時間情報があれば教えてください。


あと、

この商品の将来性も考えてみる。

なんてったって、

アップルの製品。

sonyと一緒で、

どんどん製品の規格を換えてしまう。

(その新しさを求める姿勢も確かに大事なのだが…)


ということは、

ipodの

ドック(充電や、データのやりとりをする箇所)

(この製品の場合、真ん中に載せる接続する部分。)

の形状もいつかは変わるだろう。

二度目だが、アップルの製品だ。

間違いない。



そうすると、

ipodありきで設計された

iPod Hi-Fi

の商品価値が半減以上になるはずだ。


それに比べて、

古いコンポやアンプだと、

20年は使える。


特にアンプは、

CDプレイヤーなどの回転する駆動部分が無いから、

必然的にアンプなどは寿命も長い。


将来の事も考えると、

やはりこの製品を買うより、

中古のアンプを買うべきだ。


しかも、

来月4月1日から施行されるあの悪法

電気用品安全法PSE法)の

おかげで(?)

リサイクルショップではかなり安くなっている頃だろう。

(3月7日現在の予想。)

だって、4月から売っちゃダメになるんだから。



我が家では、

ipodがどこでも聴けるように、

リビングや寝室、和室など、

各部屋に古いアンプが置かれている。

(ほとんどがもらい物や拾い物。)

寝室に有るのは20年位前のアンプだが、

しっかり音を出してくれる。



iPod Hi-Fi』は一箇所でしか聴けないが、

家で楽しむのであれば、

このようなカタチで、

まだまだ安上がりに楽しめるはずである。


もうひとクセつけさせてもらうと、

ipodで聴いていると、

曲によって音量が変わる事が多々ある。

古い音源だと、音が小さいのだが、

新しい音源だと、音圧があるので、

突然大きな音になる。


itunesだと、PCが処理して、

平均音量で聴けるのだが、

こんな高い金を出してるのに、

この

iPod Hi-Fi

にはその音量を自動調整する機能すらついていない。


子供が寝ているときにはリモコンをずっと握り、

ボリュームを気にしなくてはいけない。


これははっきりいってかなりめんどくさい。



あとひとクセつけると、

アップルはよく

『最高の音質』

と過剰広告する傾向がある。


ipod購入時に一緒についてくる

イヤホンの時もそうだった。

HPでは、

めっちゃ良い音。

とかなり推していたが、

実際聞いてみるともう聴けたもんじゃない。


その日に別のイヤホンを買いに行ったものだ。

ただのオマケにすぎなかった記憶がある。


ということで、

今回もアップルの製品なので、

心配していたところ、

案の定、

購入者から

『音質の物足りなさを感じる』

という投稿が多数見受けられた。


もともと、

スピーカーの仕組みなんて

発明されてからというもの、

ほとんど変わっていない。

『この臨場感がなんちゃら』

とか言っても、

よほどのオーディオマニアでなければ、

さほど違いは分からないはずだ。


また、

この商品のデザインは好き。

シンプルでマックらしい。

しかし、

この製品を見たときにすぐ、

ボーズ社の

Wave Music System

という製品を思い出した。


よく、飛行機に乗ると目の前にあるカタログによく載っている

アレである。


このシンプルなデザイン、

なんとなく似てません?


プラス2万円出して、

ボーズのスピーカーという信頼おけるものに、

CDとラジオも聴けて、AUXも付いているから、

それにipodを接続すればいいじゃん。

比べたらこっちがいいじゃん。

と思ってしまう。

ただ、残念ながら、

これだと電池が使えないので、

ビーチパーティーには持っていけません。

がっかり。

3.9kgという、軽さでも勝ってたのにな…。


ということで、

どうですかお客さーん!







…まぁ、

ぶっちゃけ、

くれるっていうなら

もらうけどな。




参考資料↓


iPod Hi-Fi』公式HP↓

http://www.apple.com/jp/ipodhifi/



ボーズの『ウェーブミュージックシステム』

http://www.bose-export.com/products/wms/index.html



今日の一曲↓

『ハイファイ・ローファイ(NEW MIX)』
/スピッツ
/『色色衣』
に収録。

本日のメインテーマ
iPod Hi-Fi

よりインスパイアされて、

本日はスピッツ

ハイファイ・ローファイをセレクト。


…ベタだな。